THE SYAMISENIST
前回のブログで記述しました、
「リズム感・タイム感・グルーヴ・メロディ」の観点から
THE SYAMISEINISTのご紹介をしてみたいと思います。
THE SYAMISENIST
まずは、KYOHEIのドラム。
正確なタイム感の中で、自由自在にリズムを操ります。
ツインペダルを使用したりするので、わりとハードな印象をお持ちの方が多いと思いますが、
無駄のない、細かなドラミングは、繊細でタイトで美しいグルーヴを産み出します。
YUJIは、「THE安定感」。
曲によって、その曲のメインフレーズを奏でたりしますが、
基本は弦を太く張替えた「ベース三味線」で安定感と重厚感を与えます。
彼の正確なタイム感とリズム感から生み出されるフレーズは、
独自のヘビィなグルーヴを産み出しながら、曲の芯をしっかり支えています。
寂空-JACK-は、エフェクターで多彩な音を操り、
KYOHEIとYUJIの産み出すグルーヴの上で
印象的なフレーズやメロディを駆使して暴れまくりながら
曲の主となる世界観を創りだします。
また、彼のジャンルレスな音楽感と実験的な姿勢から、
インドの音階を使用した曲や、ダンス・ミュージックのようなリズム感の曲、
ファンクのノリを前面に出した曲、和テイストの曲など、多彩な音楽を産み出します。
このリズム感・タイム感・グルーヴだけが前面に出過ぎると
曲としてマニアックなものになってしまうのですが、
そこに、うっすらとポップ性をはらんだメロディやフレーズが合わさることで、
その曲が印象的なものになっています。
その4つの要素のバランス感覚も絶妙だと思います。
そしてこの3人の「リズム感・タイム感・グルーヴ・メロディ」が合わさり、
掛け合わされ、そこに様々な音楽性が乗っかり、
他にはないオリジナリティを創出しています。
この3人の絶妙な掛け合いは、ライブでより発揮されますので、
一度、THE SYAMISENISTのライブに足を運んでいただき、
KYOHEIの繊細なドラミングや、
YUJIのヘビィで正確なグルーヴ、
寂空の多彩な音とメロディワークなど、
個性のぶつかりあいから産まれるグルーヴを体感していただきたいです。
曲や、アルバムについて書き出すと、
とんでもなく長くなりそうなので、
また、改めて。
次回はNovemのご紹介です。
イワイ
0コメント