過程とストーリー
今日は、コピーライターのY君と仕事で打ち合わせ。
その中で面白い話を聞きました。
おニャン子クラブでは、欠席したメンバーがいた際その不在理由を、
「◯◯は、今日は学校のテストがあって欠席です。」
と、視聴者に伝えていたそうです。
おニャン子クラブとは、1980年代に「夕焼けニャンニャン」という番組から生まれた
アイドルグループで、プロデュースは秋元康。
当時アイドルといえば、夢を売る職業というイメージで、
欠席の理由なんて、「仕事」「レコーディング」などといいそうですが、
メンバーが学生だったこともあり、嘘偽りなく視聴者に伝えていたそうです。
活動期間が2年ちょっとだったにも関わらず、
どんでもないブームを巻き起こしたのも、
アイドルも学校があるんだ・・という「リアリティ」と「親近感」が
人気の要因の一つだったように思います。
その「リアリティ」を積み重ねながら、活動の過程を見せることで、
ストーリーが出来上がり、ファンの人に共感をもって応援してもらう。
完成度の高いものをいきなり見せることで感動を産みだすということもありますが、
その活動の過程を見せていき、ストーリーをお客さんと共有することで、より大きな楽しさや感動を産むのではないかと思います。
以前から、TRANSIST内では、
こんな話をしてきたので、
「過程とストーリー」を踏まえながら、
今後活動していけならなぁと思います。
写真は、ステージ前の打ち合わせで、
「電話してみよっ」と、
即座にスタジオを押さえる、
仕事の早い男の姿です。
これも、ちょっとした、過程のお披露目です。
そして、何気にカメラを向けたのに
奥でカメラ目線で微笑むヤツが。。
常に、どこでも笑顔で映りこんでくる彼は、
孫悟空なみに、カメラの気を読めるんだと思います。
イワイ
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